だいすきな人へ(1)

時間だけは誰にでも平等である。
常に時間は過ぎる。止まることはない。


あやのちゃんとは12年以上の時間が過ぎた。
ふたりが出会ったのはPenが30歳。あやのちゃんは15歳。
初めて応援してる人の引退(卒業)を目の当たりにした。
現在42歳。あやのちゃん28歳。
お互いに流れた時間の長さは同じでも
当たり前のようにふたり歩みは違う。


Penの30歳といえば、夢がなんとなく挫折して
誰かを応援するヲタクしか生きごこちがしなくて。
書店員から介護士に転職し始めた頃。
自分の人生設計が甘かったのを現在とても反省している。
貯金する額も学もなく。
ただ本能のまま、ヲタクを演じた。
それが辞められなくなって、アイドル事務所作って。
TIF2021に出場するに至る人気グループに成長してる。
大切な存在だったのに他人に預けてしまった。
本当のことをいえば、
私の力が及ばなかったという方が正しいのかもしれない。


話をもどそう。
林あやのという人にガチ恋をした40代の独身男性の私に
猶予の時間を心の中で葛藤する日々。
42歳の私は残された人生をどう生きるのか?
心の中で”危ない!”ってアラートを散々無視して。
もう遅い。まだ大丈夫。もう遅い。まだ大丈夫。まだギリギリ大丈夫。
私は駆け付けるしか方法がなくなった。
『大嫌いなイベンターのイベントに行かない』しか行かない理由が作れなくなった。
アイドルとしてもあやのちゃんを応援するって決めた。
その気持ちに嘘と後悔をしないように。
今でも心の底から、あやのちゃん大好き!と言える。


”人間”林あやのちゃんを応援すること。
”アイドル”林あやのちゃんを応援すること。


何度考えても、それが=(イコール)にはならなくて。
林あやのちゃんという女性は大好きでも
現状の”林あやの”というアイドルは推せなかった。
他の誰かに推挙することに自信を持てなくなった。
ファンなのだから好きでいればいい、、、
と考えることができないヲタクなのである。
我慢すればいい。
女性として大好きなことは変わりないのだから。
しかし、それは年齢と所持金が許してくれなくなった。
人生設計を間違えてきたツケがいよいよ回ってきたように思う。
どうやって将来を生きていくか。いかに老いと戦っていくか。


なんて当たり前に考えておくことをしてこなかった。
まさに老い。身体ともに老いなのだ(笑)


あやのちゃんはどう?
将来のこと、ちゃんと考えてる?


林あやのちゃん大好き!(続く)